プレスコットのピクルス原理

プレスコットのピクルス原理』という言葉を知った。

「漬け水がキュウリに漬かるよりは、キュウリが漬け水に漬かるほうが早い」ということらしい。

「自分がこの環境を変えてやる!」と思ってもそう簡単に変えられるもんじゃない。それより違う環境に移ったほうが早い…という意味。

これ、自分もちょうど最近同じようなこと思った。喉まで出かかったけど言葉にするのを我慢した。去っていく人間が去り際にそれを言っちゃいけない気がして…。

 

まぁそれはそうとして、この話、ジレンマもあるよなぁ、とも思った。

環境に染まりやすい体質の人は、そもそも環境を「変えよう」とも「替えよう」とも思わない。 だから環境を「変える」または「替える」人は、染まりにくい体質を持った人だと思う。 そういう人が別の環境に移った時、それが染まるに相応しい好ましい環境だったとしても、その体質ゆえに染まりにくいんじゃないかと。

うーん、それでは困る。自分的にはその仮説、都合が悪い。
最初から望ましい瓶の中に漬けられてるキュウリが一番って話になる。
それではあんまりだ。

とりあえず、その時その時に応じて良い方向に進むよう、自分を改造していくしかないなぁ。