2021/11/2 夜 思考の垂れ流し

ATOKを使い始めた。常用するかどうかはまだ分からない。以前使ってたけどそのうち使うのを辞めてしまった。理由は覚えていない。月額制のものに体を慣らすことに抵抗感があったからかもしれない。その抵抗感は今も変わらないが、一日数時間文字入力をするのならばお金を払ってもいいのではないかと条件が緩くなってはいる。この文章もATOKで入力しているが、今のところ変な入力は現れていない。ほとんど一発で望んだ結果を得られている。訂正。「望んだ」と打とうとしたら「臨んだ」が出てきた。「打とう」もなかなか出てこなかった。でも2回目からはしっかり出てくる。打とう打とう打とう打とう。打ち放題だ。変な学習して癖がつくのがちょっと怖くはある。猫にコネがあるから子猫をこねこねさせて貰おう。うん。いい感じだ。使ってすぐ手に馴染む感じがする。これはいいぞ。良い万年筆を買えば良い文章が書けるだなんて世の中そんなに都合はよくないが、まぁ気持ちの問題は大きい。

明日はRealForceの新しいやつが届く。R3の静音30g。色々とキーボードを渡り歩いて30gが自分の手に一番馴染むとやっと分かった。ここまで長かった。45gは重い。可変も良いけど30gはなお良い。ペタペタペタペタと打ってんだが打ってないんだかな30gの打ち心地はキーボードが自分の手の延長線上になったような感覚になる。ただメカニカルのカタカタカタカタと打つ感じに憧れもある。脳内麻薬の分泌量はあっちの方が多いような気もする。しかし在宅勤務になったとはいえテレビ会議はあるし、キー入力音で周りを威嚇するのは大学の研究室でウルセーと注意されてからは控えるようにしている。だから自分は30g静音キーボード。自分にはこのくらいが良い。

そういえば今日は健康診断に行った。今年に入って2回目。転職した関係で今年は健康診断イヤーだ。健康診断を受けるたびにそのオペレーションの完成度の高さには感心する。特に今日行った健康診断センターはすごかった。センターにクォーターバック的な看護師さんがいて、その人がバンバン人を整理していく。検査を受ける順番はあらかじめ決まっておらず、そのクォーターバックがその時々の状況を見て振り分けていく。検査が1つ終わるたびにクォーターバックに指示を仰ぎ、指示に従って次の検査を受ける。おかげで大勢いた受検者(こういう言葉あるのかな。ATOKの候補に出てきたからあるのだろう。お、辞書も使えるのか)はバンバン捌かれていき、一つの検査で長く待たされることはあまりなかった。

あと気になったのは、待ち時間に本を読んでる人が多かった。雑誌じゃない。事前に持ち込んだらしき文庫本。確かに待ち時間が発生することはあらかじめ分かっているのだから本を持ち込むのは合理的だ。でもそういう人の割合が異様に高かった。4人に1人くらいかな。電車ではそういう光景は見かけない。普通はみんなスマホいじってる。病院だからスマホを避けたのかもしれない。でも普段の病院の待合室でも本を読んでる人はそうそういない。なんというか、ここに来る人の層に偏りがあるような気がした。その健康診断センターを利用する企業に偏りがあり、その偏りが受検者(今日覚えた言葉)に偏りを生んでいるのかもしれない。関係ない自分まで知的エリートになった気がした。そういう自分はスマホをいじっていた。念のため付け加えておくと、第二世代携帯電話が完全に停波してからは病院内の携帯電話利用が緩和されている。だから通信だけならルール違反にはならないのだ。